
モチベーション革命
稼ぐために働きたくない世代の解体書
尾原 和啓 様
ご紹介していきます by 新庄
【自己啓発大好き人間のブログ】
管理人の新庄です。
今回はマッキンゼー・リクルート・Google・楽天などを経て今はバリ島に住んでいる尾原和啓様の
「モチベーション革命」
を紹介していきたいと思います。
この本は、団塊以降の若い世代にとってのモチベーションはどこからきているのかということが解説されています。
特に、本書に対して大いに共感されているのが YouTuber の「HIKAKIN」さんです。HIKAKINさんを初め若い世代が「何に対して」モチベーションを見出しているのかを把握することにより
『団塊世代とそれ以降の世代の
モチベーションの引き出し方』
のヒントとなる本書をご紹介します。
- ・ 団塊世代のモチベーションはどこから来る?
- ・ 団塊以降のモチベーションはどこから来る?
- ・ HIKAKINがなぜ本書に共感しているのか?
- ・ 自分自身のモチベーションをどこに見い出す?
- ・ 世代別のモチベーション管理はどうすればよい?
と思っている方は絶対に活用すべき本であることは間違いなしです。内容を掻い摘んで解説していきます。では、いきましょう!
hikakin さんが大きな
影響を受けた本
「モチベーション革命」
概要

私は過去の記事にも『これからの世代の生き方、モチベーション』に関連する、有益な情報が得られる記事をあげてきました。
どれもベストセラー級の本を扱っています。
一通り流し読みいただくだけで何万円もする情報がタダで得られますのでかなりお得だと思います。これらの記事を吟味して私のような【中規模成功者】を効率よく目指しましょう。
いきなり結論から言ってしまうと
『団塊世代とそれ以降で幸せの基準が違うので、モチベーションも違う』
いうことが、認識できます。
そして、我々はそれをしっかりと把握したうえで、モチベーション管理をすべきだということです。この記事を最後まで見ていただくと、結論について納得いただけると思います。
hikakin さんが大きな
影響を受けた本
「モチベーション革命」
ポイント2つ
HIKAKINさんは YouTube 上で好きなことを発信していますが、動画撮影で毎日多忙な日を過ごしています。HIKAKINさん以外でも、団塊より後の世代の方は別にだらだらしているわけではないです。
毎日モチベーション高く頑張っている方はたくさんいます。
『HIKAKINさんや若い世代は、何に対してモチベーションを見出しているのか』
について、幸福を感じる部分を団塊世代と比較して、分類を交え解説してあるのが本書になります。
しかし、本のタイトルに「稼ぐために働きたくない世代の解体書」とあります。人前で読むのが恥ずかしいと思いますので、私があらかじめ本書を読んで、まとめておきました。
この本を読むことで、「若い世代が持っているモチベーションの知見」が得られるはずです。本書で語られてる重要なことを2つにまとめてみました。
- ・若い世代のモチベーションが変化している
- ・幸せには5種類ある
実際手に取って読んでみると分かると思いますが、「なんで若いあいつは無報酬なのに、モチベーションを高く維持できるのか」ということが分かります。
①hikakin さんが大きく影響を受けた本 -モチベーション革命
若い世代のモチベーションが変化している

HIKAKINさんだけでなく現在若い世代で「何のために頑張るのか」という働くためのモチベーションが大きく変化しているんです。
具体的に言うと、モチベーションが今の30代以下と団塊世代以上では全く異なります。団塊世代もモチベーションは
- 無いものをいかに埋めるか
それこそが最大のモチベーションだったんです。
自分が働けば「エアコン」「テレビ」「洗濯機」などのあらゆる生活を豊かにしてくれるものが自分たちの努力次第で手に入る。そういう時代だったんですね。上の世代の幸せは達成しても達成しても枯れることのない欲望に支えられていたんです。欲望を持ち続けることが成功への条件だったわけです。
その根本には「物が無かった」「豊かでは無かった」ことへのコンプレックスがある。そのコンプレックスをバネにして輝くのが上の世代の美学なんですよね。
一方で30代以下というのは生まれた頃から既にモノだけで言えば全部足りています。あらゆる電化製品が一家に一台揃っていて、インターネットやパソコンなど、生活を豊かにするものが生まれた時から既にあるわけですよ。なので物や地位などを目的にして頑張る必要が無い。埋めるべき空白がそもそもないんです。
このように何もなかった世代と既に何でもある世代。これらの間にモチベーションの決定的な違いが見られるんです。30代以下の若者にとって最も犠牲にしたくないものは自分の時間です。
- ・ 出世のために飲み会に無理やり
- 連れ出されるなら、出世はいらない
- ・ 金のために残業しまくるよりも
- 家に帰って家族と過ごしたい
なんで他の大事なものを犠牲にしてやりたくない仕事を優先させなければならないのか!と思っているわけです。
団塊世代以上の人々というのは、自己成長と社会貢献が繋がっていた世代なんです。上の世代というのは世の中の空白を埋めるように仕事をしてきた世代なので、国や社会を動かして支えていくという大きな枠のために彼らは働いていたんです。
それに対して若い世代のモチベーションは、家族や友人や自分という小さな身近な枠で作られています。なぜなら今より上の台がそれなりに社会を作ったからですよ。だから若い世代っていうのは、すでに作られた社会の上に立たされていて大きな枠組みはもはや変えることができない。それならば
『小さな身近な枠を大事にしようじゃないか』
と言って生きていくわけです。何かを達成することにそれほど心を動かされない若い人たちです。社会に出てみたら、もうあらゆる業界であらゆることが既になされていて、今から何かの分野でパイオニアを起こす必要が無いんです。だから達成することをそんなに重視していないわけなんですよ。そんなことよりも
「自分が頑張る意味が持てるもの」
「自分が好きな人たちと、とことんはまる」
ことを重要視します。
お金やモノといった報酬ではなく自分の好きなことを追求する。出世のために残業する気は無いけど好きな友達とのゲーム実況動画撮影であれば、朝まで喜んで働いていられる。こういうモチベーションで今の若い世代は動いているんです。
今の若い世代がどういうモチベーションを持っていて何を大事にしているか、ということを理解することは、これからの世の中で人を動かしたり協力したりする上で極めて重要ですよね。
お金あげるからといって餌を撒いても、もう若い人は食いつかないんです。やりがいをあげますよーという会社にみんな行きたがるんです。
②hikakin さんが大きく影響を受けた本 -モチベーション革命
幸せには5種類ある

HIKAKINさんが大いに共感している部分が、本書にある
「幸せには5種類ある」
という部分です。若い世代のモチベーションをより深く理解するために、幸せの5つの軸について見ていきましょう。
長年、心理学においては幸せというのは一つの軸しかないと言われてきたんですが、ここ数年でどうも一つの軸にはまとめられないでしょう、ということが分かってきました。
- 幸せってもっと多様だよね
いう考え方が、今では一般的になってきました。アメリカ人の心理学者「マーティン・セリグマン」が唱えた『人の幸せは5種類に分けられる』という話をします。
次のように、幸せには5種類あると考えられています。
- 1) 達成
- 2) 快楽
- 3) 良好な人間関係
- 4) 意味合い
- 5) 没頭
になります。
団塊世代は1)2)に対して幸せを感じ順に、それ以降の世代は3)4)5)に対して幸せを感じてモチベーションを維持していきます。解説していきますね。
1)達成
与えられた課題をクリアしたり、誰もできなかったことを成し遂げたりする時に感じる幸せになります。
2)快楽
これは単純に言うと「ドーパミンを感じること」になります。ハンバーガーを食べたら幸せな気持ちになれるとか、豪遊しているときに得られるといった幸福感のことです。
昔の人達は、仕事で目標を達成してお酒とか美女を侍らせる、といった快楽を求めていたんですね。これに幸せを感じていたわけです。
この「達成」「快楽」という二つが団塊世代以上の人々が求めるものだったのですが、若い世代は後ろの3つの幸せを重視するんです。
3)良好な人間関係
別に何も達成しなくてもいいから「好きな人と笑顔で生きていければいいよね」そういう幸せです。
4)意味合い
自分がやっている仕事が「大きな文脈の中で誰かに貢献できている」こと。言い替えれば、「自分の大切な人のためになっている」ことです。これを実感できることが、若い世代の幸せなんですね。
5)没頭
自分が行うすべての作業に基準を設けて、その中で成長し続けるというのが、没頭です。若い世代はやりがいのある仕事に没頭することによって、幸福を感じるわけなんですね。
幸せの軸にはこのように5つがあります。自分が何に幸せを感じるのかということを分析してみると、自分自身のモチベーションを引き出す上で有効になるので、皆さん是非自分は何に対して幸せを感じるのだろうかということを、少し考えてみて欲しいです。
1)~3)がこれからのスタンダードですかね。
hikakin さんが大きな
影響を受けた本
「モチベーション革命」
実際の本
若い世代のモチベーションというだけでなく、「団塊世代はなぜ、出世に走ったりすることにモチベーションを見出しているのか」という世代間ギャップを深く知りたい方にとっても、面白く読める本だと思います。
「モチベーション革命
稼ぐために働きたくない世代の解体書」
最後に
まあ、団塊世代との価値観が
「合わねえ、合わねえ」
と思うことが多すぎる!ってのが本音ですが、団塊世代からしても、我々の世代に対して同じことを思っているわけなので、幸せに対する考え方をしっかりと認識したうえで「巧く折り合いをつける」しかないと思っています。