「諦める力 × 明らめる力 〇」為末大:諦める力 解説

諦める力 明らめる力 解説 自己啓発 ブログ
本の名前:
諦める力
~勝てないのは努力が足りないからじゃない~
著者:
為末 大様

ご紹介していきます by 新庄

【自己啓発大好き人間のブログ】

管理人の新庄です。

 

今回は自己啓発本として、スプリント種目の大会で日本初のメダルを獲得した選手である、為末大様の

 

「諦める力」

 

を紹介していきたいと思います。

自己啓発のジャンルであるこのブログが「諦める」を扱うとは、なんということだ!と思われるかもしれませんが、私は諦める事についてマイナス感情はありません。しかし自己啓発では「諦めるな、最後まで頑張れ」と根性論で推してくることが多いですよね。

この本ではトップアスリートから見た「諦める」ことの葛藤や考え方がまとめられている珍しい本です。

では、いきましょう!

 

 

「諦める力 × 明らめる力 〇」
為末 大さんについてご紹介

諦める力 明らめる力 解説 自己啓発 ブログ

諦める力という本書を出した為末さんの本人詳細の経歴をwikipediaで紹介する訳ではありません。あくまで「諦める」ことについてです。

本の構成は以下になりますが、とにかく鬼努力をしたうえで自分を冷静に見つめながら「諦めている」という考えが、私の胸を打ちました。

 


■第1章:諦めたくないから諦めた
・手段を諦めることと目的を諦めることの違い
・「勝ちやすい」ところを見極める
■第2章:やめることについて考えてみよう
・「せっかくここまでやったんだから」という呪縛
・「飽きた」という理由でやめてもいい
■第3章:現役を引退した僕が見たオリンピック
・「勝てなくてすみません」への違和感
・コーチを雇う欧米人、コーチに師事する日本人
■第4章:他人が決めたランキングに惑わされない
・積む努力、選ぶ努力
・どの範囲の一番になるかは自分で決める
■第5章:人は万能ではなく、世の中は平等ではない
・生まれによる階級、才能による階級
・「リア充」なんて全体の10パーセントもいない
■第6章:自分にとっての幸福とは何か
・世の中は平等ではないから活力が生まれる
・どうにかなることをどうにかする


 

為末さんは陸上の花形である100m選手だったにも拘わらず、なぜ400mハードルにコンバートしたのか、そのいきさつを交えていきたいと思います。

 

・何に執着して何を捨てるのか

・逃げでなくフィールドを移す

・勝ちの基準は何か

 

これが深く書いてあります。

 

 

「諦める力 × 明らめる力 〇」
ポイント3つ

まずは「諦める」ことについての解釈を述べ、本当の意味で「何を諦めて」「何を諦めないべきか」のポイントを解説したいと思います。

 

 

  •  諦める事について
  •  手段を諦めることと目的を諦める事の違い
  •  勝ちやすい所を見極める

 

 

諦めることは逃げではありません。むしろ、いつも同じことをして同じ失敗を平然と行いながら「なぜ俺は成功しない」と嘆いていることの方が問題だと思います。それは単なる「思考停止」だからです。

最後までご覧いただければ、無断な「思考停止」が無くなると思いますよ!

 

 

①「諦める力 × 明らめる力 〇」
諦めることについて

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さっきから「諦める」という単語を連発している訳ですが、このページを辿った方は、以下だけは最低限モノにして帰って下さいね!

 

 

  •  「諦める」という言葉の語源は
  •  「明らめる」

 

 

単語だけ見るとすごいマイナスイメージですが、仏教では真理や道理を明らかにしてよく見極めるという意味で使われ、むしろポジティブなイメージでした。自分の才能や能力、置かれた状況などを明らかにしてよく理解し、今この瞬間にある自分の姿を悟ることです。

なので、何かを「断念」するのではなく、自分の才能や能力・置かれた状況を理解すること自体が「諦める」ということです。

まずはここを抑えていただきたいです。

 

 

②「諦める力 × 明らめる力 〇」
手段を諦めることと目的を諦める事の違い

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為末さんは中学3年生で100m走のタイムが11.08でした。これだけで凄まじい速さですが、200m走・400m走・幅跳びでも全国トップの成績をたたき出していました。

このまま陸上界のトップにまで上りつめるはずでした。しかし、高校生になると状況が一変します。

為末さんは体格の成長が早く中学生の時では無双していましたが、高校になると体の成長が止まり、100mのタイムが伸びなくなりました。そして同級生にどんどん成績で抜かれてしまったのです。

一生懸命に練習しましたが、どう頑張ってもタイムが伸びずここまま100m走では勝てないと判断します。今までは

 

 

  •  ・努力すれば必ず夢は叶う
  •  ・練習すればタイムは必ず伸びる

 

 

と思っていたにも拘わらず、もう自分には無理だと落ち込んでしまいました。

その時期、顧問から「400m走の方が向いているのでは?」とアドバイスをもらい転向を考えます。本人も自覚はしていたけれども転向については迷っていました。そこで400m走の国際レースを見た時、明らかに100m走よりも無駄な動きが多い走りでも上位に食い込んでいる姿を見た時「俺は100m走に固執するのではなく400m走であればメダルを狙えるかもしれない」と考え始めます。

しかし陸上競技の花形である100m走を今まで頑張ってきたのに、諦めることについては大きく悩んだそうです。そこで為末さんは自分を客観的に捉え、400m走へ転向するために以下の考えをしています。

 

・100m走を諦めるが、本当に諦めてはいけないのは勝つことだ
・だから、手段としての100m走は諦める
・当然葛藤や逃げたら恥だとかは考える
・しかも花形の100m走だよ?
・でも、自分の適性からすれば400m走でメダルを目指すべきだ

 

普通は頑張ってもうまくいかないと悔しい気持ちになります。でも冷静になれば「本当に今この手段しかないのか」辛いけど考えるべきです。これが諦める・明らめるの考え方になります。

 

 

③「諦める力 × 明らめる力 〇」
勝ちやすい所を見極める

諦めたり明らめたり、何をぐだぐだ言っているんだと思いますよね。普通は「何があっても不屈の精神で結果を出します」ということがアスリートには求められがちです。観客側も我々もそんな目で見てしまいます。そんな風潮のスポーツ界で

 

「自分がこの競技をやるのは勝ちやすいからです」

 

と言うと不純な感じに聞こえてしまいます。でも、これは歴史上のトップになったスポーツ選手の大半がやっていることなんですよ。

マジかよ!と思うかもしれませんが、イチローだって事故でピッチャーを諦めているし、4大スポーツがあるアメリカでは複数スポーツをやったうえで、一番勝てそうな競技を選んで進路を決めています。

じゃあスポーツ選手やアスリートは夢が無いのか?という安直な考えが湧いてしまうかもしれませんが、為末さんはこう言っています。

 

・努力さえすれば成功するとは言えない
・諦める事辞める事、これは悪い事ではない
・それほど世の中は厳しいんだ

 

 

「諦める力 × 明らめる力 〇」
実際の本

いくら努力しても現状ではうまくいかない。それは勝てる可能性が低いところで勝負している。本当にその手段でOKなのか、はっと気づかされる一冊だと思います。

 

「諦める力」

最後に

私は努力もせずにすぐ諦めて良いところを取っていく「お調子者コンサル」ですので、為末さんの「諦め」とは違った諦め方をしているわけです。

私なんかの「諦め」は、所詮カスです。