苦しかった時の話をしようか「サラリーマン最大の苦しみとは」解説

サラリーマン最大の苦しみとは 苦しかったときの話をしようか 解説 自己啓発 ブログ
本の名前:
苦しかった時の話をしようか
著者:
盛岡 毅様

ご紹介していきます by 新庄

【自己啓発大好き人間のブログ】

管理人の新庄です。

 

今回は自己啓発本として、経営危機に陥っていたUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)を劇的なV字回復へ導くことに成功したスーパーマーケターの盛岡毅様による

 

「苦しかったときの話をしようか」

 

を紹介していきたいと思います。

 

 

この本は、今でこそマーケティング精鋭集団の「刀」を設立するほどの日本を代表するマーケターまで上り詰めた盛岡さんですが、マーケテイングの仕事を通じて苦難の連続でした。その盛岡さんが娘の就職の悩みに対するアドバイスとして、真剣に書かれた本です。就職を控える同年代の方、同年代でなくても社会人生活で今の環境に対して悶々とされている方に

 

 

  •  ビジネスキャリアを歩むうえで
  •  視点を与えてくれる本

 

 

となること間違いなしです!では、いきましょう!

 

 

苦しかったときの話しをしようか
マーケティングの本ではありません

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日本のトップマーケターである盛岡さんの経歴としては、全てマーケティングの職種で以下になります。

・P&G
・日本ヴィダルサスーン
・北米パンテーン
・ウエラジャパン
・USJ
(ここでトップマーケターの地位を確立)
・マーケティング集団「刀」

経歴の中でマーケティングの実話にまつわる話など随所に入っておりますが、この本ではマーケティング手法を訴えたいのではなく、ビジネスキャリアを歩んで行くときにどのようなパースペクティブ(本人が認識できる世界)を持って生き抜いていくべきかを書いたものになります。

 

苦しかったときの話しをしようか
サラリーマン最大の苦しみとは

私もサラリーマンですので、ぬくぬく生活しているだけでなく当然苦しみはあります。皆さんはサラリーマンとして、どんな苦しみがあるでしょうか?

・上司がウザい
・部下が使えない
・同僚が鼻につく
・給料が低い
・オフィスが汚い
・残業が多すぎる
・顧客の要求が理不尽

こんな苦しみだと思います。しかしこんなもの苦痛に入らないと思います。サラリーマンとしての最大の苦しみは

 

自分を信じられなくなったとき

 

ではないでしょうか?この苦しみについては、ガッツリ次で紹介していきますね!

 

①苦しかった時の話をしようか

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サラリーマンとしての最大の苦しみとは、自分を信じられなくなったときだと言いました。そして、自分を信じられなくなるのは以下3つが続いた時だと説明しています。

 

 

  •  劣等感に襲われるとき
  •  自分が信じられないものを、人に信じさせるとき
  •  無価値だと追い詰められるとき

 

 

盛岡さんは今でこそマーケターの代表者として知られていますが、初めに入社したP&G自体はこのように振り返っています。元々神戸大学の経営学部で、データ分析が得意な優等生。しかし一流のマーケターが集まる精鋭部隊のP&Gマーケティング部に入り、強烈な劣等感に襲われました。

P&Gは化粧品といった女性向け商品を主力として扱っているため、盛岡さんが苦手な女性に刺さるマーケティング分野の適応に大きく手こずりました。本人がいくら企画を出しても上の承認が下りない。そんな状況に陥ってしまいました。

仕事が全然進まないけど顧客納期もあるので、休日深夜関係なく会社形態が鳴りっぱなしの状態が続き、30半ばまで携帯電話恐怖症になってしまったと語っています。

 

そしてP&G時代の仕事では、一般的なドラッグストアの最前列に一本数千円もする高級シャンプーを売るよう上司指示がきます。数千円のシャンプーなんて高いですよね。本人は普通のドラッグストアで数千円のシャンプーなど売れるはずが無いと企画の中止を求めたが、希望は通りませんでした。

渋々ドラッグストアを口説き落とし、シャンプーを目立つ売り場に並べても全然ダメ。まったく売れることなくドラッグストアも部署も損してしまいました。それだけでなく、自分と部下も責任を取ることになり、信頼されていた同僚の人間関係すら悪化してしまいました。

 

別に上司や同僚に嫌われるのは、家で閉じこもってりゃいいんです。でも家にいたら自分自身と過ごすことになります。このまま俺は無価値な存在だと追い詰められ、ふさぎ込んでいく。このような経路をだどって行くことがサラリーマンにとっての最大の苦痛です。

 

私も若手の頃、〇億円のゴミというあだ名がついたシステム抜本再編プロジェクトのPLに抜擢され、声のでかいだけのクソユーザに振り回された挙句、失敗原因を自分に押し付けられ、イキり倒していた私の精神が崩壊しました。別に給料や上司なんかどうでもいいんです。ただ、自分の無価値感が半端ないことについて嫌になっちゃったんです。

 

 

②苦しかったときの話しをしようか
最大の苦しみを乗り越えるには

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サラリーマンとしての苦しみはいずれ誰でも来ます。長期療養でそのままフェードアウトした奴もいました。私も入社5年目の時、前述のような修羅場を経験し、なんで俺がこんなことを。。と思ってふさぎ込んだこともありました。

盛岡さんは今までの黒歴史についてこれから就職を控えている娘、同年代の若者に対して社会に出ることの不安をかき消すために、以下を提唱しています。

 

 

  •  弱点から離れる
  •  環境を変える

 

 

普通は、弱点を克服しろだの今のまま頑張れといった根性論をたたきこまれるはずですが、盛岡さんは真逆のことを伝えようとしています。なぜでしょう?

 

まず「弱点から離れる」について話します。

会社では目標面談などで、弱点を克服して成長しなさい!と言われませんでしたでしょうか?きっとあると思います。これが間違いで弱点を克服しても自分の価値が向上しないからです。弱点を克服してもマイナス面が減るだけで、プラスにはなりません。上司が単に弱点を指摘してマウントを取りたいだけ、という心理から弱点の克服を言われるわけです。

弱点を克服したら何なのでしょう?上司の説教がちょっと減るだけであり、また新し弱点をねちねち言われるだけです。そんなもの無視して、自分の長所を生かせるようにすれば良いんです。

 

次に「環境を変える」について話します。

いまだに老害は「ここで耐えて頑張れ」等と言っていますが、そんなもの必要ありません。盛岡さんは今までの苦労経験を通じて、他人や環境を変えることは難しいことを把握しています。であれば、自分から環境を変えるべきです。

本ではマーケティングの分析を人に当てはめて、個人が狙うべきターゲットを詳細に解説していますが「会社」と結婚するな、「職能」と結婚しろの強い一言でまとめられています。

 

 

苦しかったときの話しをしようか
実際の本

この本では、若手時代からの苦しみをエピソードを交えて紹介し、マーケティングの観点から、これから就職を控える若手を中心に自分の「軸」とは何かを解説しています。他にも盛岡さんがブレイクする出来事であったUSJのV字回復について、詳細の本が出ていますので、挙げておきます。

 

私が読んだ感想としては、まず本記事の「苦しかったときの話しをしようか」から読んで、USJの本を読むと感動が倍増するので、上から順に読むのがおススメです。

 

最後に

私がマーケティングを自主的に学び始めたのは数年前からですが、どの本もマーケティングの概論ばかりの本でした。システム構築のようなある程度正解が出ている領域に対して、マーケティングは正解を一緒に探っていくジャンルになります。

だからこそ、私がマーケティングを勉強したての頃に読むべき本は、本書のようなマーケティングの苦労やプロジェクトの体験だと思いました。これからはほぼ全ての職種に対して「一緒に解を探していく」マーケティングの領域が大半になると思います。

新社会人や、固定化された仕事で頭が硬直化されたベテランサラリーマンまで、幅広い層で読んでいただければと思います。