
人生は、運よりも実力よりも
「勘違いさせる力」で決まっている
ふろむだ様
ご紹介していきます by 新庄
【自己啓発大好き人間のブログ】
管理人の新庄です。
今回は自己啓発本として、数百万人の読者を獲得している伝説級ブログ「分裂勘違い君劇場」の運営者であるふろむださんが、新しく活用させるべき資産である「錯覚資産」を解説している本
「人生は、運よりも実力よりも勘違いさせる力で決まっている」
を紹介していきたいと思います。
錯覚資産というのはふろむださんの造語で、分かっていたとしても騙されてしまう心理をうまく活用して、自分の資産として活用するテクになります。なぜ毎日コツコツと真面目にやっている自分を出し抜いて、あんな奴が先にいってしまうのか??
この疑問を解消する本だと思います。では、いきましょう!
錯覚資産とは

錯覚資産とは、ふろむださんが名付けた造語なので、辞書などでは存在しません。この意味を砕けて言うと
「周りが自分に対して持つ都合のよい解釈」
になります。そして、この錯覚資産の仕組みを理解したうえで巧く活用すれば、自分の人生すら変えることも可能だと説いています。例えば
・有名企業の常務執行役員という肩書だから、もの凄く仕事ができるのだろう
・本がたくさん売れているのだから、超人的なカリスマを発揮しているのだろう
などと、会う前からこの人は凄いと錯覚してしまうわけです。でも実際はそんなことないですよね、錯覚資産が効いているだけです。一部分では凄い能力を発揮していたとしても、一つひとつの行動自体はそれほど大きな違いは無いし、苦手な分野はまるでダメだったりもする訳です。
頭の中では誰もが分かっていることなんだけど、人間心理として錯覚が入ってしまいます。逆に言えばこの錯覚を自分自身でコントロールして資産化してしまえば良いではないか、という逆算的な考えして資産形成することを
・錯覚資産
といいます。
錯覚資産
この本で把握すること
錯覚資産について概要はご理解いただけたと思います。そしてこの錯覚資産は
・分かっていても騙されてしまう
というものなので、自己啓発観点で以下を抑えられるように解説していきたいと思います。
・錯覚資産の活用の仕方
①錯覚資産の特徴

錯覚資産の特徴であり、なぜこの錯覚資産が有効なモノとなりうるのか。それは
- 騙されないと思っても騙される
からです。むしろ騙されないように頑張っている人ほど、騙されます。例えば、有名な錯覚マジックの線です。

図の線では、上と下の横線が同じ長さです。視覚の錯覚により、どうしても下の方が長く見えてしまいますよね。当然大人であれば
「どうせ同じ長さの線を見せて、錯覚の紹介でもしてるんだろ」
と思って流すのでしょう。でも、以下のような事例が出てきたらどうでしょうか。
・ツイッターフォロワー数100万人の人からリプがあった
普通の人からのリアクションよりも注意するはずです。たとえ、内容が大したことがなかったとしても。
youtubeの再生回数やツイッターのフォロワー数は、ぶっちゃけ言うと金で買えます。実は、リアクションしている人が本人のアシスタントだったり、自動返信プログラムであることも十分考えられるわけです。
でもリアクションされた側としては、めっちゃ興奮してしまいます。特に、日ごろから肩書に騙されないように中立視点で物事を考えている人にとって、自分の事を中立に考えている割には他人の肩書から細かい人物像や権威性を読もうとするため、騙されやすくなります。
たとえそれが「錯覚である」と把握していたとしても。。
人間は情報から裏を類推して判断する生き物であるため、どうしても錯覚からは逃れられません。無理に対策するのではなく人間は錯覚に弱い生き物であると割り切りましょう。そのうえで、錯覚資産をどのように形成して活用していくのかについて、続けていきます。
②錯覚資産の活用の仕方

どうせ錯覚から逃れられないのであれば、それを活用して自分の錯覚資産としましょう。錯覚資産の作り方とは、具体的には以下の方法を取って下さい
- 実力がなくても上のポジションに入る
平なら課長、課長なら部長。PLだったらPMで良いです。私は古い企業で30代にして唯一管理職になっていますが、別に実力があったからではなく性格の悪さで勝手にのし上がっただけです。今の自分に上のポジションがこなせるか、など関係ありません。
日頃から上のポジションに行きたいと連呼しまくり、さっさとポジション上げに勤しんで下さい。末端作業で100点取っている場合じゃないんです。人を成長させるには、錯覚資産を利用してそのポジションを数年こなしている方が、末端作業者よりも実力が早く上がります。
ポジションが無いのであれば、格下の会社に行って事業部長でもやればいいです。事業部長であれば経営的な仕事になりますからね、会社を移るのも手だし、私も実際に流動化に乏しい会社に飽き飽きして転職しています。逆に言えば、大した実力など無くても錯覚資産を利用して成長できます。これが本当の実力を育成する最短手段です。
錯覚資産
実際の本
錯覚資産という難しそうな単語ではありますが、事例や解説が丁寧で分かりやすいこともあって、2018年の発売当初にツイッターでちょいバスが起こっています。本のカバーでは、ちょっとチャラい系のお兄さんが
「まだ実力で勝負してんの?」
と、ちょっと挑発気味に煽っていますが、錯覚資産を活用するのとしないのでは実際の資産として雲泥の差が生まれるので、持っておくべき資産とみて良いです。
最後に
残念な世の中ですが、末端でシコシコ作業し、石橋を叩いて渡るような奴は成功しません。ビッグマウスを連発して、それに合わせて自分の実力をつけていく奴が成功しています。皆さんもこの理不尽な状況を何度も見てきているはずですので、どうせならば資産としてフル活用していただけばと思います。
どうせ世の中錯覚だらけなんだから
「評判に騙されたわ~」
と言われても気にしないで下さい。底辺をさまよう実力者よりマシです。