
とりあえず仕事で難しいことを言われたら「3C」とか言っていれば良い。
んじゃ「3C」って何すか?と返されたらこのページを見ればよい(笑)
by 新庄
【自己啓発大好き人間のブログ】
管理人の新庄です。
今回は、初心者向けにマーケティングの3Cとは何ぞやってのを解説していきます。私は以下の記事でも触れたとおり

宗教団体のような意識高い系が集まるグロービスという学校に強制参加させられていました。マーケティングの3Cについては初心者も上級者もいましたが、受講生はある程度マーケティングの3Cをなぞっておく事は必要になります。このページでは、とりあえず仕事をしている中で
「こいつビジネスを知ってやがる!」
と相手から思われるのに手っ取り早く使えそうな単語である「マーケティングの3C」について、初心者向けに大まかに解説していこうと思います。以前、4Pの記事も上げておいたので、同じ形式で3Cについても記載していこうと思います。
私の生き方は「自己啓発を用いた人生のイージー化」であるため、別にマニアックな話を述べることはしません。仕事で何かしらの初期検討が発生したとき、適当にマーケティング3Cが詳しいフリをしてさっさと定時で帰ってください。そのためのマーケティング3Cの使い方を解説していきます。
マーケティング 3Cって何?
「初心者向け」
初心者で全く知見がありません。マーケティングという単語は知っているけどなんだかわかりません。3Cって何でしょうか?となっても構わないと思います。しかし
「考える仕事がしたいんです」
「例えばマーケティングですかね」
「マーケティングって3Cですよね!」
などと言うとアホ丸出しになるので、3Cを知っている雰囲気は醸し出して狡猾に振舞ってください。それなりに3Cの内容を書いておきますね。
<マーケティング 3Cとは>
1.顧客、市場(Customer)
2.競合(Competitor)
3.自社(Company)
の3つの頭文字Cをとって3Pと言っています。この3つで用意された論理フレームワークをパクって内容を埋めていいくことによってマーケティングの3Cの何が出来るのかというと
「A事業をやるほうがいいんじゃね?」
「B事業は止めるべきじゃね?」「C部長はクビにすべきじゃね?」
という結論を正当化するツールです。初心者の方はあまり考えずに、パクり論理フレームワークを記載しておけば良いです。マーケティングの3Cは世の中に出来てからけっこう時間が経っているので、真似る材料は沢山あります。以下をパクってある程度埋めていくと、適切な販売戦略ができるキャラとして周りから認識されやすいので、泥仕事から抜け出しやすくなります。
↓初心者向けのパクり元マーケティング3Cシートの例
顧客 市場 |
・市場規模 ・市場の成長性 ・顧客のニーズ ・顧客の消費行動 |
競合 | ・競合のシェア ・競合の特徴 ・参入、代替の脅威 ・業界ポジション ・今後想定される競合のアクション |
自社 |
・社訓、理念、ビジョン |
「初心者でもマーケティング3Cってすぐできるんだよね、簡単じゃん」と思われたかもしれません。なんか普通のことをやっているな、と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実際は3Cを作成しても初心者はほとんどが失敗で終わります。その原因は以下2つです。
① 結論を後から考える
② Cの作成順番が間違っている
マーケティングの3Cはこうですね、パクリ元論理フレームはこうですね、じゃあ初心者でもできますね、といっても、結局抜け漏れが出てきて破綻してしまうってことなんですよ。この原因と対策について記載していきます。細かいテクよりもこの2つを抑えてもらえればと思います。
①3C作成のコツ - 結論ありきで作る
「初心者向け」
3Cを作るといっても、まずは論理フレームワークにいきなり書き出すのでなくて前段の準備があります。まず前提として設定するものは「結論」になります。逆にいうと3Cシートを全て埋めてから「じゃあ結論はどうしようかと考えている流れ」になるとこの作業は崩壊します。
まず初めに「A事業をやります」という結論を初めに決めてから、それ根拠を埋めるための情報をかき集めて3Cに記載していきます。
「結論ありきで後はこじつけじゃないか」
と思われるかもしれませんが、その論理矛盾については他がジャッジすることなので、まずはマーケティングで3Cを作るときは結論(または仮説)から肉付けするようにしてください。じゃないといつまで経っても終わりません。
仮に3Cシートを作成して他のレビューで「A事業をやることに反対」となったら、その意思決定が出た訳ですから、今までの状態から進んだわけです。そのために論理フレームワークを活用しているわけです。このように初心者がマーケティング3Cをするには、まず結論を設定しましょう。
②3C作成のコツ - Customerから作る
「初心者向け」
マーケティング3Cは、名前の通り3つのCがありますが、初心者がノーヒントで表だけ与えられたらどこから手をつけると思いますか?これはほとんど決まっていて、9割がたの人は
自社(Company)から作成します。
自社のことは一番身近だし手が動きやすいですからね。でも、顧客・市場(Customer)から開始して下さい。顧客や市場のニーズ・変化を把握しないと他の埋めるシートが滅茶苦茶になってしまい、論理矛盾が発生するからです。特にマーケティングの3C以前に泥臭さ満載で視野が狭い人は、Customer視点が無いために、ここが空白になってしまいがちです。
順番としては以下として下さい。
1番目:顧客、市場(Customer)
2番目:競合(Competitor)
3番目:自社(Company)
私は一時期、社内で研修コーチをするという名目で初心者の若手にマーケティング3C分析を書かせて、書く順番を計測するというリサーチの仕事を経験しています。予想通りマーケティング力が弱い方は自社情報だけはやたら書いているけど、他が空欄レベルか苦し紛れに一言書いてあるだけでした。
研修などで3Cを実行する場合、脳トレだと思って「顧客・市場」を発想力豊かに書いてほしいです。それで内容が間違えていても良いと思います。
マーケテイング3Cの活用本
「初心者向け」
マーケティングの3Cは、別にマーケティング部に所属している人だけに必要なものではありません。経営層と密に接したい方や本格的に経営戦略の世界を覗いてみたいという方にとって、面白い分野だと思います。
自己啓発大好きな方がこのページを見ているはずなので、興味を持って読めると思います。
マーケティング3Cについて、実際の本
「初心者向け」
初心者向けというコンセプトで作成していますので、ビジネス書のマーケティング3Cはちょっと堅苦しいのでお堅い本は避けました。実際の企業を例にして面白エピソードをふんだんに用いて、読者に興味を持ってもらえるような本が多いです。
昼休みや通勤で、面白く読めそうな本にしておきました。マーケティングの4Pと重複している本も多いですが、面白いのであえて重複紹介しておきます。
最後に
マーケティングの3Cを勉強していると
顧客・市場(Customer)
への関心が高まり、仕事の価値観がレベルアップします。これをどんどん突き詰めていくと「自分の市場価値はどうなっているんだろう」と真剣に考えるようになり、会社に依存しない姿勢が身についてきます。私は他の記事で転職系も記載していますが、マーケティングの3Cでもある程度仕事に対する刺激が得られるので、この類の本を読むのが好きです。